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2008年2月12日 (火)

怪焔王のサウンド

また随分と長い更新になってしまいました。
年も明けてしまったしねぇ。
もっとマメに更新しないといけないの分かるんだけど
どうしてもギターの練習の方に気持がいってしまうん
だよねー。指弾きに切り替えて、やっと右手(親指&
人指指)の使い方が身に付いてきたかなぁと思ったら
左手のミュートがダメだったりでギターってホントに
難しいねー。それこそ正に「長い道(It's long way
to the top)」ってどっかで聞いた事あるような?
という訳で今回の本題に入ってみましょう。

去年の暮れから今年にかけて、はまってるCDがこの2
枚。中々御機嫌な正月を迎える事ができました。

Photo






「Let there be rock(ロック魂)」AC/DC

Photo_2






「Highway to Hell(地獄のハイウェイ)」AC/DC

管理人の場合、AC/DCを聴くようになったキッカケが
ジョジョの奇妙な冒険(第2部)」で出て来た「
の男エシディシ
」だった(→こういう経過でAC/DCに
「足を踏み入れた」人、意外に多いようです)ので、
もう20年位前になりますか、高校生の頃でした。
「ミュージック・ライフ」(これもまぁ随分と懐かし
の雑誌名だな。あの小林克也の「ベストヒットUSA」
と並んで、自分にとって洋楽の世界への入口みたいな
存在でした)の記事で名前は一応知ってたんですが、
書いたとおり「エシディシ」で興味を持ち始めまして
(笑。しかし凄いネーミングセンスだぞ荒木飛呂彦)
学校近くのレンタルCD屋で彼等のアルバム「Flick of
the switch(征服者)」を借りたんですね。そんで
もって、ブライアン・ジョンソンの

「田の中勇(声優。「ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじ」
の声で有名)をハード・ロック/ヘヴィ・メタル仕様
に激しくチューン・アップしたような、独特かつ猛烈
にアクの強いヴォーカル」

にまず「何じゃぁこらぁぁぁぁ!」(by松田優作)と
ショックを受けまして。
また、この頃AC/DCが「Blow up your video(ブロウ
・アップ・ユア・ヴィデオ)」に「The razors edge
(レイザーズ・エッジ)」といった一連のアルバムで
再評価を得ていた事もある意味で幸いでした。TVK
の「ミュージック・トマト」(この番組も高校時代に
随分お世話になりました。毎週水曜は司会が伊藤政則
で、ハード・ロック/ヘヴィ・メタル系バンドのPV
を浴びるように見る事ができたのです)で彼等のPV
を目にする機会が増えたのです。
でもって、そこで目にしたのが

「いい歳をして私立の小学生みたいな短パンを履いた
(&時には上半身ハダカ)イカれた格好をしたオヤジ
(=アンガス・ヤング)が、激しくアタマを振り回し
ながらギブソンSGを弾きまくる姿」

な訳で、これにも「バカでぇぇぇ!でも何か凄いぞ」
とショックを受けた訳です。

その後、大学に入り楽器(ベース)を始めてファンク
やジャズ・ロック/フュージョンといった音楽も聴く
ようになり、ちょっと疎遠になった時期もあったけど
ここ数年前からストレートでプリミティブなロックの
音が耳恋しくなってきて、そんな中で彼等のアルバム
が紙ジャケCDで久々(7年振り!)に復刻されたとの
事。全く嬉しい限りで、これをキッカケにAC/DCの音
にどっぷりとハマッてみようと思ってます。
って書いてる中で、10日ほど前もまたまた彼等のCDを
買ってしまったところです。

Photo_3






「Back in black(バック・イン・ブラック)」AC/DC

Photo_4






「Flick of the switch(征服者)」AC/DC

Photo_5






「The razors edge(レイザーズ・エッジ)」AC/DC

でもってこの3枚にもまたまたドップリ。
ということで、次回からは何回かに分けて彼等の音楽
のオイシイ部分についてつらつら書き連ねてみようか
と思ってます。

しかしサウンドもさることながら、このジャケット帯
のデザインがまた素晴らしいんだ(笑)。

Photo_6





今の御時世に何の臆面もなく「徹頭
徹尾ロケンロー」なんて単語を使う
センスもナイスだが、「漢道(おとこ
みち)」と書いて「あかし」と読ませる
この担当者、絶対に「北斗の拳」の
見過ぎだよ(爆)!「強敵」と書いて
「とも」と呼ぶみたいな....。
でも、こんな馬鹿な帯がバッチグー
で似合っちゃうのがAC/DCの音の
素晴らしさ。全編バカで野郎臭くて
パワフルで痛快な「ロケンロー」(笑)
でございます。

2007年5月26日 (土)

本物の海賊....

柄にもなく「パイレーツ・オブ・カリビアン3」が気
になる....。
ハリウッド・ムービーでしかもディズニー製作なんて
時点で自分のストライクゾーンからは思いっきり外れ
まくってるし、挙句に製作のビル・ブラッカイマーは
(あらすじ聞いただけでも100%クソ映画だと分かる)
「パール・ハーバー」の制作者じゃん。今回紹介する
「超ビッグ・ネームの誰かさん」の言葉を拝借すれば
さしずめ「そんな映画見せられるなんてゾッとする」
ってところっす。
そんな管理人が何でこんな映画を気にするかっつうと
ひとえに

「超ビッグネームの誰かさん
 = キース・リチャーズ」

の一点に尽きるんだよなぁ。

Pirates1_1Pirates2_1









こんな写真がネットに載せられた日には......

最初ネット上で「キース、ワールド・エンドに出演」
のニュースを見た時、ディズニー映画とストーンズの
余りにミスマッチな組み合わせ(→「パイレーツ〜」
なんて英語で言ってみたところで、「カリブの海賊」
なんて、ディズニーランドでもあんまり人気なかった
アトラクションじゃなかったっけ?)に違和感を感じ
さらに「キース、変に人間が丸くなっちゃったんじゃ
ない?ミックみたいな変な商売っ気を出しちゃったの
かなぁ....」などと少し不安になったもんでした。
でもね、

キース、「パイレーツ3」撮影現場で泥酔

とか

キース仰天告白「親父の遺灰を吸引した」

なんて記事を読んで、この人何にも変わってないわと
正直安心した。キースの唯我独尊の暴君ぶりに真っ青
のゴア・ヴァービンスキー(監督)やブラッカイマー
といったスタッフ連中の絵が浮かんで見えて、思わず
微笑ましくなってしまう。
「シラフの奴が必要なら呼んだ相手が間違ってるぜ」
ってキースの言葉は、たぶん「たかが映画屋風情が俺
を意のままに扱おうだなんて思うなよ」というこの人
一流の先制攻撃だね。「喧嘩は先手必勝」という不良
の世界に留まらない鉄則をキースも当然に心得ている
んだと思う。
思えばあの「ヤシの木転落事件」だって、下手したら
キースがヴァービンスキーに無意識の内に釘刺してた
のかも。さすがにそりゃ考え過ぎかな?

キースが書いた曲に「You don't move me」という曲
がありまして、管理人が大好きな曲なんですが歌詞を
ここで紹介してみようと思います。


(歌詞)
You made the wrong motion
drank the wrong potion
You lost the feeling, not so appealing
Why do you think you got no friends
you drove them around the bend
You don't move me any more

Now you want to roll the dice
You already crapped out twice
You just don't move me any more

One face so seamy, the other don't see me
It's better to kill the light
You're giving us all a fright
You just don't move me any more

How you going to keep your wealth
Can't even defend yourself
Oh yes oh no you just don't move me any more

What makes you so greedy, makes you so seedy
No matter how you flip that dime
all outside is the same

It's no longer funny, it's bigger than money
You just don't move me any more


(管理人意訳)
お前は合図を間違えた
キメるべき一服を間違えたんだ
お前は感情を失くしたんだ 心に訴えかけないよ
何で自分に味方が居ないなんて思い込むんだ?
あいつらを怒らせたのはお前自身だよ
お前の意のままに動く俺じゃない

今更になってサイコロを振りたがるお前だけど
もう二度も機会をぶち壊しにしてるんだぜ
お前なんかの意のままになる俺じゃない

一方の顔はさもしく、もう一方の顔は俺を見ない
明かりを消した方が良い
お前は俺達みんなをゾッとさせてるんだよ
お前なんかの意のままになる俺じゃない

どうやって自分の富を守る積りなんだ?
自分自身さえも守れっこないぜ
お前なんかの意のままになる俺じゃない

何がお前を強欲で、器の小さい奴にさせてるんだ?
いくらお前がコインをひっくり返した所で
外の世界は何も変わりゃしないんだ

もう笑い事じゃ済まない カネより大きな問題
お前なんかの意のままになる俺じゃない



You don't move me, お前に俺は御せないぜ。
誰にも屈従せず、誰の指図も受けず、己れの信念・
価値観を貫き通して生き抜く。そんなキースの行動
原理なり哲学を最も端的に表現したのがこの歌詞だ
と思う。さらに言えば、狂気じみたまでのロックン
ロール・ライフの中でもそうした哲学・美学を守り
続け、ミュージシャンとして40年以上の長きを生
き抜いた事こそキースの凄味の根源だ。

ところでこの曲、実はストーンズが解散の危機に瀕
していた(注1)当時において、キースがミック・
ジャガーに寄せた痛烈なメッセージである。
かの天下のミック相手にかくも辛辣な言葉を浴びせ
られるのは恐らくはキースだけだろうし(→それと
「ミックをブン殴れる人間」という事なら、たぶん
そこにチャーリー・ワッツ(注2)を加えてもOK)
さらに言えば、世界有数のセックス・シンボルたる
ミックをネタにし、かくもサイテーかつ爆笑ものの
ジョーク
を言って許されるのは確実にキースだけだ
(あのモンティ・パイソンだって、ミックをネタに
使ってここまでヒドい下ネタは飛ばせるかなぁ....)。

尊大で気紛れ、多情かつ癇癪持ち、頭がキレて人を
挑発するのが大好き。そんなパブリック・イメージ
を作り上げ(→虚像が一人歩きしている所ももしか
したら有るかもしれないが....)、レオニアンの典型
像を地で行く(→星座占いに科学的根拠はないんだ
けどね)ミック・ジャガーという人は、恐らく自分
以外の全ての人間を跪かせなければ気が済まない様
な人間だ。
そんなショウビズ界でも有数に面倒臭くて扱い難い
であろう人間を相手に、「お前に俺は御せないぜ」
と啖呵を切り、時には傷だらけになりつつ野性の猿
の首根っこを押さえ込み殴りつける猿回し(→以前
にテレビで猿回しの調教の様子を見たことがあるの
ですが、正直目を背けたくなるような苛烈なシーン
でした)のような思いをしてバンドにつなぎ留め、
ローリング・ストーンズという看板を40年の長き
をかけてポピュラー・ミュージックの世界で最大の
バンドに育て上げる。そんな仕事はそれこそ途方も
なく難儀な代物だろう。
そんな芸当は、ジョン・レノンが倒れた夜(80年12
月8日)に「殺ったのはどこのどいつだ!」と怒り
狂い、スミス&ウェッソン製の拳銃を片手に一晩中
ニューヨークを駆け回ったような狂おしささえも秘
めた荒ぶる魂と、過酷なロード生活とアルコールに
留まらずヘロインそしてコカインといったハード・
ドラッグの過剰摂取にまで身を晒し、それでもなお
60余年を生き長らえるほどに強靱な肉体と神経(→
これって考えてみたら梶原一騎以上のタフネスだよ
たぶん)の持ち主でなければ、とても勤まりはしな
かったはずだ。
(ニューヨークでのキースの一件についてはこちら
のページ
を参考にさせていただきました。)

なんだか誰もが分かりきってる事をグダグダと書き
連ねてしまってる様な感じがして、ここまで書いて
気恥ずかしい気分だったりするんだけど、つまりは
常人の及びもつかない尺度や力学の世界の中で苛烈
な人生を送り、それでもなお己を見失わず「個人と
しての誇り」を守り抜いてきた、そんなケタ外れな
人間なのだキース・リチャーズという人は。どだい
しがない映画屋が軽々しく手なずけられる人間では
ないってば。

そんなケタ外れな人間を、たかだかディズニー風情
が引っ張り出すなとまでは言わない。でも使うので
あればそれなりの「畏れ」がなければダメだろう。
単なる「恐れ」ではなく「畏れ」である。恐怖の中
に確たる敬意が無ければダメなのだ。
キースを単に金儲けのダシに使おうとするふざけた
了見の持ち主は、とんでもない祟り神に遭う羽目に
なるんだろうな、きっと。(こちらのページに書か
れていますが、まさに「海賊映画にホンモノの海賊
を使っちゃいけません」という事です。あはは)

Rollingstone









キースの「息子の友達」ことジョニー・デップは、
その辺りを一応は心得ていたようだ。ローリング・
ストーン誌の最新刊でのキース×ジョニーの対談で
キース曰く

「『パイレーツ1』の撮影に入る前に、ジョニーが
電話をよこしてきて“あなたにお知らせしなければ
ならないことが....今度のキャラクター(ジャック・
スパロウ)を演じるのに、あなたを参考にしました”
と言ったんだ。
よくぞ知らせてくれた。ありがとう、ジョニー。
別の方法だったら、お前のケツに見舞ってやる所
だった

期待を裏切らない実にキースらしいコメントだ。
全くもって最高である。

(注1)
80年代後半のストーンズは解散説がしばしば音楽誌
上に流れるような不穏な状況だった訳ですが、その
発端となったのはミック・ジャガーのソロ活動。
ミックは80年代に「She's the boss」(85年)と
「Primitive cool」(87年)の2枚のソロを発表
しますが、この事がストーンズ本体の活動に支障を
及ぼすようになります。
特にストーンズがアルバム「Dirty work」(86年)
を発表した際、キースがアルバム発売に伴うツアー
活動を強く希望するのをよそにミックは「Primitive
cool」の製作を開始し、ツアー計画は頓挫。これに
よりキースとミックの対立は「解散秒読み」と言わ
れるまでに激化しました。
「You don't move me」の歌詞に出て来る「お前は
もう二度も機会をぶち壊しにしたんだ(You already
crapped out twice)」という一節は明らかにこの
辺りの事情を指しています。
(なお、上記の背景事情については越谷政義氏に
よる「Dirty work」(94年再発版)のライナー
ノーツを参考にしました。)
(注2)
ストーンズの全メンバー中で唯一離婚歴がなく、
一番常識人らしい風貌をしたチャーリーですが、
アルバム「Steel Wheels」(89年)発売に伴う
ツアーの際、自分を「My little drummer boy」
(俺のかわいいドラマーの坊や)とおちょくった
ミックを「二度と俺をドラマー・ボーイなんぞと
呼ぶな!」と殴り倒したというなかなかに痛快な
武勇伝を残してます。ブン殴られたミックの方は
「ストーンズのドラムは仕込めばサルでも叩ける
ぜ!」と減らず口を叩いたそうですが、キースの
「やめなよミック、クールじゃねえ」の一言に二
の句が告げなくなったそうな......

最後にアルバムを1枚御紹介します。

Talkischeap









「Talk is cheap」/Keith Richards

売れっ子セッション・ドラマーであるスティーヴ
・ジョーダン
をパートナー(共同プロデュース)
に迎えて製作されたキースの1stソロ・アルバム
(88年)。今回歌詞を紹介した「You don't move
me」も収録されています。
まるで時計の針のような正確さで2拍4拍に高い
ピッチのスネアをビシバシ叩き込むスティーヴの
ドラムスはチャーリー・ワッツのそれをも彷佛と
させる痛快なサウンド。それに絡みつくキースの
ザックリとしたギターも生き生きと響いてきて、
聴いててホントに気持ち良い。
2曲目「Take it so hard」やラスト「It means
a lot」の正調キース節と呼ぶべき絶妙なルーズ
さ加減、6曲目「You don't move me」での火を
吐くようなアグレッシヴさ、それに7曲目「How
I wish」の突き抜けた高揚感などなど、ロックン
ロールのエッセンスをストーンズ以上の高濃度で
蒸留・抽出したような極上の8ビート・ナンバー
がズラリ目白押しです。
その一方、スティーヴはじめ辣腕ミュージシャン
達のサポートを得て、キースが黒人音楽・ルーツ
ミュージックに対して抱く愛情なり敬意といった
ものを恐らく本人の予想さえも上回る高いレベル
で形にできた点もこのアルバムの大きな魅力だと
思う。
5曲目「Make no mistake」での高級感さえ感じ
させる芳醇なR&Bサウンドは、恐らくストーンズ
で表現するのは難しいだろうし、オープニング曲
の「Big enough」に至っては何と正調ファンク。
ブーツィ・コリンズ、バーニー・ウォーレルさら
にはメイシオ・パーカーといったPファンクの重鎮
を招き入れ、ストレート・アヘッドなファンクに
キースが真っ向から挑んだ痛快なナンバーです。
キースの渋荒なカッティング・ギターとブーツィ
のコテコテなスペース・ベースの絡みは、カツオ
の刺身とマヨネーズの組合わせを思わせる(笑)
意外な相性の良さ。

どちらかと言えばビートルズ派であって根負いの
ストーンズ・ファンではない管理人も、この作品
にはドップリとハマって一時期馬鹿みたいに聴き
まくってました。今聴いても本当に飽きが来ない
アルバムです(ちなみにキースからこのアルバム
を聴かされたミック、ちょっとマヌケだけど素敵
なエピソードを残してます。詳しい内容はこちら
のページ
に紹介されていますが、このエピソード
こそこの作品の素晴らしさの最高の証明かも)。
という訳で「パイレーツ・オブ・カリビアン3」
を観て「キャプテン・ティーグ・スパロウの正体
ってどんな人?」と興味を持たれた方に。悪い事
は言わないからすぐにタワー・レコードなりHMV
なりにゴー!でもってこのCDを是非ゲットして!
ネット・ショッピングに慣れている人ならば当然
こちらで注文するのもOKっす。
もしくは「つたや」のチェーン店でも気の利いた
店ならCDレンタルに置いてるから、「パイレーツ
〜」のDVDとセットで借りるのもアリかもね。

2007年5月 4日 (金)

東京18年

もうGWに入り5月になってしまいました。管理人の
方もそこそこ時間にゆとりが持てる時期になりました
が、少しばかり前に本格的に風邪をひいてしまいのど
の辺りがまだ少し違和感が残ってます。
で、風邪ひいて家で養生している間、以前WOWOWで
録画していた「ウーマンリブ先生」を見始めたんです
が、そこで引っ掛かったのがクドカンがインタビュー
で語っていた

""ちんこ"と"ちんぽ"は"エノケン"と"エノケソ(注)"
位に違う

という一言でした(爆)。
クドカン曰く、「かわいらしいものとして表現する時
は"ちんこ"を使い、お客さんを引かせようという場合
は"ちんぽ"を使う」んだと。その点を踏まえグループ
魂の「韓流」コントを改めて聴くと中々に味わい深い
ものを感じます....ってこたぁねえか(^^;)。
ちなみに、上のちんことちんぽの話に「エノケソ」を
引っ張り出してくる所なんかは、管理人はクドカンの
たけしチルドレンぶりを見る思いがして、少しグッと
くるのでした。

(注)エノケソ
一般には、昭和初期を中心に活躍した浅草の喜劇役者
榎本健一(エノケン)のニセモノ(本家の全盛時代に
全国に多く出没していたらしい)を指すようですが、
クドカンの場合は恐らく「たけし軍団の元メンバーの
ノーカット星」を指して使っていると思われます。
ビートたけしはこの手のネーミングが結構好きらしく
弟子の漫才コンビである「〆さばアタル・ヒカル」に
「ダウソタウソ」、「ウッチャソナンチャソ」という
コンビ名を付けていた時期もありました。(→ちなみ
にこの〆さば、他にも物凄いコンビ名を多数付けられ
ていました。詳しくはこちらを参照して下さい。)

で、約3ヶ月ぶりに「嫁とロック」の感想続きです。
前回書いた時は、注釈にあった「萬田銀次郎はん」の
名前に反応したものなのか、何故か金融関係のトラバ
が多く貼られてました(^^;)。今回はどんなトラ
バが貼られるでしょうか。

M7)「東京メドレー」
紅白で白組優勝の際に必要以上にはしゃいでた石鹸の
典型的日本人ぶりを茶化した「日本人」、冗談抜きで
うつの人には聴かせられない「ガンバレ」もさること
ながら、一番の聴き所はやはり「東京18年」かな。
これまでも梨園、特に中村屋人脈(勘三郎周辺)との
相性の良さを見せていたクドカンが、今回新たに目を
付けたのが中村梅雀だったというこの曲、当の梅雀氏
こちらの通りかなり気に入っている模様で、新たな
コラボレーションに期待を持たせるような内容です。
しかし、この曲で初めて知ったんだが梅雀氏、ベース
弾きでもあったんだね。こちらのオフィシャルHP
見たら、トップにフォデラの5弦(注1)を弾く写真
が貼られていて一寸たじろぎました(笑)。
でもね、この曲での破壊のモノマネ、梅雀と言うより
も正確には「梅雀演じるところの徳川家重(注2)」
のマネですねたぶん。これは大人計画の性(さが)と
言うべきか、何でもブラックなネタに持ってっちゃう
所がまあグル魂らしいです。正直スコップとベースを
間違わせたらマズイんじゃないかい?
破壊の

「うそだよぉー」

のフレーズが梅雀演じるところの

「いーえーしーげーわぁー」

のフレーズのイメージにダブって聞こえてしまって、
管理人は不謹慎な思いをどこか覚えつつ、ついつい顔
がニヤけてしまうのでした(^^:)。
最後に、この曲のサビで出て来る「♪東京シティは謎
だらけ」という一節は(ピンと来た方は結構多いかと
思いますが)ARBの名曲「東京Cityは風だらけ」への
オマージュですね。このフレーズに解散後もなお変わ
らないARBへの敬意が感じられて、管理人正直かなり
グッと来てしまいました。

(注1)フォデラの5弦
フォデラとはアメリカのギター/ベース・メーカーで
あり、特に多弦(5弦/6弦)ベースの世界では確固
たる地位を築いている超高級ブランドです。ジャズ・
フュージョン系のテクニカルなプレイヤーに愛用者が
多く見られます。
(注2)徳川家重
「暴れん坊将軍」吉宗の嫡男であり、江戸幕府九代目
の将軍です。詳しくはこちらに紹介されていますが、
この人には脳性麻痺による言語等障害があったと考え
られています。
NHKの大河ドラマ「八代将軍吉宗」ではこの家重役を
中村梅雀が演じ、そこでの「怪演」は梅雀氏が世間の
注目を集める大きなきっかけとなりました。

M8)シークレット・トラック
実は3曲目「スーパー!サマー!アックスボンバー!
ラブハンター!06!」(しかしまぁ長いタイトルだ)
のセルフ突っ込み版。個人的には「スーパー〜」って
あんまり好きではない歌なんですが、こういう展開の
しかたは結構アリかも。ツボにはまりました。
ここで破壊っちゅうか阿部サダヲの演じるガラの悪い
関西人、これどうやら「やしきたかじん」が元ネタに
なっているようなんですが、ここでメジャーデビュー
(=「Run 魂 Run」発売)以降のグル魂史上で初めて
「伏せ字のピストル音」が入りました(^^;)

「Mステ言うたらお前
(ズキューン!ズキューン!ズキューン!)
やんか」

....あの「韓流」コントで「ちんこ(ちんぽ)」を一切
伏せ字ナシで40数回連呼してみせたグル魂にしてなお
ピストル音を使わなければならないネタで、Mステ絡み
と言うと....やっぱ「帽子」ネタでしょうか?それとも
あんまり深く詮索しない方が身のためかなあ....

「嫁とロック」の感想はひとまずここまで。
GWも残す所あと2日となってしまいましたが、管理人
は「ウーマンリブ先生」の続きと、近所のツタヤで借り
た「ミナミの帝王 金貸しの掟」に「東京ゾンビ」でも
見ながらゆるーく過ごそうと思ってます。皆さんも良い
休日を。

2007年2月12日 (月)

嫁とロック

前回の更新から年が明けてもう2月も半ばになろうと
しています。なんとも不精な管理人です。
前回のブログで予告したとおりで、今回はグループ魂
の「嫁とロック」を取り上げてみました。と言っても
発売からもう2か月経って、いろんな場所で語られて
いる様子ですけどね(^^;)。

Yometorock









もう上のジャケットの「白無垢姿の岡江久美子」から
して正直反則モノだろと思うけど(ネットでジャケ写
を初めて見た時、俺思わず吹き出しちゃったもんね。
あとジャケ右上に書いてある「グループタマシイ」の
ルビもナイス。ここまで来ると懇切丁寧を通り越して
完璧にイヤミですねぇ)今回の「嫁とロック」もミニ
アルバムと言いつつ中々に中身の濃い代物なんで、特
に自分的にツボな箇所をつらつら書き連ねてみようか
と思います。

M1)「嫁とロック」
この曲について、どこかのブログで「グル魂がAVネタ
を歌っているのを聴くと安心する」みたいな感想を書
いていたのを見ましたが、全く同感です。「もっこり
してなきゃギリトじゃない」(注1)ように「下ネタ
がなきゃグル魂じゃない」ですよやっぱり(笑)。
去年の11月にNHK-BSで放送(06.11.25放送)してた
「大人計画フェスティバル」(DVDも発売されるよう
ですね。詳しくはこちらのHPに載ってます。)の番組
ではフルコーラスで放送されてたけど、これって多分
新曲でNHKのチェックが甘かったからだよね........。
だってこの曲も、改めて歌詞読んだらまあ

「もう1ヶ月ドントシコる」

だの

「ミッションチンポッシボル3」

だのと実に最低なフレーズが入ってましたよ(笑)。
これ、きちんと了解のうえで電波に流してたとしたら
(番組で「グラビア29時」の後半をオミットしていた
のを見る限りでは多分ないとは思いますが....)BSとは
言えどもNHK大変革ですよ(笑)。クリーニング屋の
やすこちゃん(注2)流に言えば「もう人間革命って
感じ!?」ですよこれ。自分の知ってる限りでNHKの
放送で「ちんぽ」の類の用語が流れたのって「東郷健
(注3)の政見放送」位しか無いだろうしねぇ....。
あとアルバムのクレジットには無いけれど、曲の後半
で聴ける「お疲れちゃぁーん」、「超よかったぁー」
といった絶妙なウザさ加減のコールは猫背椿(注4)
ですね。嫁が猫背椿でセックスレスな上しかも1ヶ月
ドントシコると来たら、そりゃ男とすれば多分ツラい
よなぁ。じゃあ嫁がジャケ写の岡江久美子ならばどう
なんだと聞かれたら、管理人ひとまず「そういう質問
は大和田獏さんか「はなまるマーケット」の薬丸くん
にでも聞いてくれ」と返させていただきます(笑)。

(注1)もっこりしてなきゃギリトじゃない
グループ魂の2ndアルバム(&メジャーデビュー盤)
「Run 魂 Run」収録のコント「仮面ライダーギリト」
に出て来る傑作フレーズ。詳しくは「Run 魂 Run」を
是非聴いてみてください。
(注2)クリーニング屋のやすこちゃん
クドカン&磯山晶コンビが初めて昼ドラに挑戦した事
で話題になったTBS系ドラマ「吾輩は主婦である」に
登場する役で、グループ魂の面々と同じく劇団「大人
計画」の所属女優の池津祥子が演じていました。
なお「人間革命って感じ!?」という台詞は、やすこ
の亭主ひろし(→こちらは「TIM」のレッド吉田が演
じていました)のED(!)が治って9年振りに夫婦の
営みを果たせた後、やすこがその感想を述べたもの。
この台詞を聞いた時は管理人「創価学会からクレーム
来ないかぁ!?」と思いつつも腹抱えて爆笑したのを
覚えています。
(注3)東郷健
少し前まで国政選挙(特に参院選)の風物詩の一つで
あった泡沫政党「雑民党」の名物党首であって「伝説
のオカマ」。「国民の健康増進のために尿療法を推奨
すべし」等といった100%イカれた選挙スローガン・
公約等は今改めて見ても爆笑モノです。
雑民党の概要についてはこちらのページを参照して下
さい。
(注4)猫背椿
こちらも劇団「大人計画」所属の女優。大人計画所属
という事もあってクドカン絡みの作品で顔を見る機会
が多い人です。主な役どころとしては、「吾輩は主婦
である」のももえ役、「タイガー&ドラゴン」の谷中
鶴子役、「マンハッタンラブストーリー」での「再現
ドラマの女」役といった辺りかな。それと(注1)に
挙げた「仮面ライダーギリト」のコントにも出演して
います....って書いてたら、富士通FMVのCMでキムタク
と共演してたの見て驚いた!松尾スズキバージョンも
含め最近のFMVのCMは大人計画づいてるようです。

M4)大江戸コール&レスポンス(弔辞)
ネット上でも話題を呼んだ傑作FLASH「中村屋」
元ネタとなった名作コントが舞台を告別式に移し8分
を超える大作コントとして再登場です。しかしこんな
大バカ野郎共をよりにもよって葬式に呼んじゃマズイ
だろっての(笑)。「勘定奉行にお任せあーれぇー」
って何だよそりゃ。余りに下らなすぎて、バスの中で
思わず吹き出しちまったじゃねえかよ。
あんまり書くとネタバレになってしまうので控えます
が、個人的にツボだったのは(クレジットは無かった
けど)荒川良々(注1)でした。やっぱ良いよ良々。
あの「中州元気君」ネタもそうだけど、こういうバカ
の役演らせて良々の右に出る人間は今のところ居ない
んじゃないか?正に役者バカならぬバカ役者(笑)。
中盤に出て来る

「約束→プロミス→アイフル→くーちゃん(注2)」

の絶妙な流れの連想ゲームはかなり悶絶モノでした。
でもって、さっきこのブログ書いてる途中でYahooで
検索かけていたら、この弔辞もFLASHになっていた
ですね。といっても管理人が使ってるMacではちょっと
見る事が出来ないようですが....(;;)

(注1)荒川良々
ファンにはもう説明不要だと思いますが、荒川良々の
名前でピンと来ない方は「AEONのCMで山口智子と共演
してる妙にぬぼーっとした風采の大男」と言えば思い
出せるかな?この人も「大人計画」所属の俳優です。
最近はアサヒの「WONDA」のCMで仲間由紀恵とも共演
してたりでテレビへの露出が結構増えてきてます。
(注2)くーちゃん
消費者金融アイフルのCMに登場していたあのチワワの
名前です。あのCMのおかげでペット市場でのチワワの
人気が急騰したのもつかの間、アイフルの取り立てが
社会問題化(→認知症高齢者や知的障害者を連帯保証
人に仕立て上げちゃうってのは流石に萬田銀次郎はん
(a.k.a竹内力)でも....やっちゃうかなぁ?)してCM
放送もなくなってからは、チワワ人気が暴落しペット
業者が悲鳴を上げたなんてのも記憶に新しいですね。

今回の書き込みも気付けば結構な分量になってしまい
ました。下手すりゃ多分本文より注記の方が分量多い
なこりゃ。その他の曲の感想については次回に改めて
書いてみようと思います。

2006年12月23日 (土)

ご無沙汰してました・・・

仕事忙しいのとギターの練習にかまけて(弾き方
を指弾きに変えて悪戦苦闘しながら練習してます)、
3ヶ月もの間ブログ更新ほったらかしてた。もう12
月下旬です。紅白の出場者どころか曲目まで発表され
る時期になってしまいました。グループ魂、さすがに
今年はお声がかからなかったようで….。けれども何か
パッとしないよなぁって、紅白の出場者なんざパッと
しないのが普通なんだけどね。BONNIE PINK
が出るって実は少し嬉しかったりもするのですが、最近
の曲って正直自分のストライクゾーンから外れがちなん
だよなぁ。そんな管理人にとっての「ど真ん中」(By
長州力or小力)なアルバムは「Evil and Flowers」、
「Let Go」に「Even So」の3つなのです(って考えて
みたらこれ全部外国人プロデューサーの作品だ。やっぱ
「バタ臭い」音の方が好きなんだな俺)。
それはさておき久しぶりの作品紹介です。8月から11
月までの間、実はかなりナイスなCDが出てました。

■「Seven & Bi-decade」
/吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ
Boppers_1



前作「Squeezin’ & Blowin’(以下「4thアルバム」と
略)」から4年半と意外に「短い」インターバルで発売され
たバッパーズの新譜。「何、4年半が短いって?」と首を傾
げる方には、前々作「Stompin’ & Bouncin’(以下「3rd
アルバム」と略)」から4thアルバムの発売まで11年以上
も待たされた事を補足させていただきます(笑)。なお新譜
の発売に合わせて3rdアルバム及び4thアルバムもビクター
から再発されました。これを機会にバッパーズのご機嫌な音
を追体験してみるのも良いのでは?
中身のほうは基本的に27年間(=Seven & Bi-decade)
相変わらずのバッパーズ節。総勢12人編成のビッグバンド
による超ご機嫌なジャンプ・ブルース・サウンド(こんな音
をこの人達はブライアン・セッツァー・オーケストラよりも
10年年以上も前に演ってたのだ。)に独特のセンス・オブ
・ユーモアに満ちた歌詞が乗っかれば、その時点で充分魅力
的なエンターテインメントが成立する訳で、(AC/DCの
黄金のワンパターンと同様で)何も奇をてらう必要がないの
です。マンネリの強みです。吾妻氏のギターも随所に聞ける
チョップ(スウィープ)(注)のフレーズは相変わらずの鋭
い切れ味。(ついでに言うと、自分がギターの指弾きを練習
するようになった本格的なキッカケも、実はジェフ・ベック
とこの人だったりします。)
ただ、2曲目「IT Boogie」(なお「IT」の読みは「いっと」
ではなく「あい・てぃー」の方です。)のかなり冷笑的な詞
などは今までには無かったものかも。この曲、ITビジネス界
特にホリエモンを痛烈に皮肉った曲で、「時間外取引だぁ」
だのと相当悪意に満ちたフレーズが出てきます。吾妻さんも
ホリエモンという「生物(→正直あそこまで「公共」という
概念が欠落した存在は、人間として扱ってはならんような気
が俺個人としてはするんだなぁ。言い過ぎでしょうか?)」
の存在にはどうにも我慢がならなかったのか?
個人的にお気に入りは、4曲目の「しかしまあ何だなあ」と
9曲目の「学校出たのかな」。かなり汚い例えになりますが
どちらの曲も酔っ払いのゲ●のごとく可笑しさが腹の底から
じわりと「こみ上げてくる」歌詞でございます。うぷぷぷ。
特に「しかしまあ何だなあ」の歌詞は、私見になりますが実
は「日本流メッセージ・ソングの正しい在り方」かも。

(注)チョップ(スウィープ)
ギターの奏法の一つで、複数の弦(大体3〜4本位のケース
が多いでしょうか)を一方向に「なぎ払う(スウィープ)」
ように弾くことで、速いフレーズを効率的に演奏しようとす
るもの。ジャズ・フュージョンやヘビメタの世界でよく用い
られる奏法ですが、ブルース・ギターの世界でも類似の奏法
が「チョップ」と呼ばれて用いられます。

■「GALAXY」/クレイジーケンバンド
Ckb_1



CKBは管理人がデビュー盤から全てのアルバムを集めて
いる数少ないバンドの1つなんですが、(全部出来が良い
のは当然として)管理人が彼らのアルバムに「ハマる」か
どうかの分かれ目が「16ビート系人力グルーヴ濃度が高
いか否か」という1点なんですね。そうした点で言うと、
この作品は自分的に「ずっパマり」の一作でした。
9曲目の「アイワナゲチョラ」で聴けるJBマナーの直球
ファンクに、10曲目「ゆっくり跳ねる音楽」のタイトル
通りの心地良いミディアムグルーヴ(ラストにJBの「Get
up,Get into it & Get involved」のフレーズを引用する心
憎いアレンジも)、それにブランニュー・ヘヴィーズを思
わせるダンサブルな21曲目「ボタンのかけ違い」なんか
はモロに自分のストライクゾーン。
加えて「ミディアム・ソウルなバック・トラックに三味線
による和モノ・メロディを載せた(「大西ユカリと新世界」
も顔負け!)破天荒なアレンジ」が強烈に印象的な3曲目
「AMANOGAWA」に、5曲目「メリメリ」の(子供
の頃に剣さんが聞いた「アメリカ人の豪快な(大の)排泄
音」からタイトルを思い付いたなどと到底思えぬ)ロマン
チックな求婚ソウルぶりも自分のお気に入りです。
そんな中でひときわ度肝を抜かれたのが、2曲目の「ハマ
のアンバサダー」で客演しているFIRE BALLとPAPA Bの
ラップ。
実を言えば自分、基本的に日本人によるラップって大嫌い
なんですが(→例外的に唯一好きだったのが「近田春夫と
ビブラストーン」。あ、それと「坂上弘」さんもいるけど
あの人は「ラッパー」に分類していいのか?)、この曲で
のジャズ・サックスのアドリブさえも連想させるある意味
「器楽的なラップ」を聴いて、「日本語によるラップはお
笑い・マヌケ美の文脈でしか成立しない(ちなみにビブラ
ストーンはこの「笑いの視点からの日本語ラップ」を追求
し、また極めて効果的に聴かせるグループでした。)」と
いった管理人の思い込みは木っ端微塵に吹っ飛びました。
ホントに目からウロコのライムです。

■「おんなのうた」/大西ユカリと新世界
Oonishi_1



森センセによるスラップ(チョッパー)・ベースが小気味
良い3曲目「涙のディスコ・ナイト」に9曲目「ちょっと
まちがえた(ポンチャック アッサ!アガシ!バージョン)」
で聴けるポンチャックアレンジのアホアホさ加減(ユカリ
姐さん本人による「じょわじょわー」、「しおしおー」と
いうマヌケな合いの手が頭ん中ループしまくります。)、
横山剣さん作曲による和田アキ子の隠れた名曲を地を這う
ような低重心ファンクに仕立て上げた12曲目「ルンバで
ブンブン」等聴き所の多い作品ですが、このアルバムは何
と言っても4曲目の「「県警対組織暴力」をもう一度」に
尽きる!
「「県警対組織暴力」をもう一度」、このタイトル1つを
取っても充分にKO狙える破壊力ですが、歌詞のほうも

「♪県警対組織暴力 笠原和夫
アンタがなんべんも言うてたから
脚本の人まで憶えてる」

といった、まるでグループ魂の「Vシネへの偏愛」溢れた
歌詞を「東映実録ものヤクザ映画」のベクトルに置換えた
が如き濃さです。しかし、上記のような「普通に歌えば9
割5分笑いが取れてしまう」だろう歌詞を「ユカリ姐さん
による情念溢れまくりのド迫力の歌唱」と「新世界のメン
バーによる緊張感みなぎる伴奏」によって「凄絶なトーチ
ソング」に仕上げてしまう力技こそ、この曲の本当に凄い
ところ。かの「ゴッドハンド」大山倍達が語ったとおりで
「技は力の中に在り」なのです。
ただ、今回のアルバムで1点だけ不満を言うならば

「なぜ「アパッチ野球軍」を入れてくれなかったのか」

ということ。最近新世界ライブの定番になってるこの曲
(むろん、あの「アストロ球団」と並び称される「狂気
の」スポ根野球マンガ「アパッチ野球軍」のテーマ曲)、
この前新世界の東京公演を見る機会がありまして、そこ
で初めて聴いたのですが、ユカリ姐さんによる「度胸!
度胸!」のシャウトの余りのド迫力さ加減に完全にブチ
のめされました。あの迫力は正直もう和田アキ子さえも
超えてしまったんじゃないかね?という訳で「アパッチ
野球軍」の音源化、切に希望します!

■「Christmas Is 4 Ever(ブーツィ・コリンズの灼熱
のファンクリスマス)」/ブーツィ・コリンズ
Bootsy_1



管理人が世界で一番好きなベーシストの1人、ブーツィ
新譜です。前作の「Play with Bootsy」(→「ファンク
だよ、全員集合!!」などという素晴らしくアホな(笑)
邦題が付いてました。)が歌モノ重視の作品で、「ベーシ
スト」ブーツィを楽しむには正直物足りなかったのと一転
し、今回は「ウ●コみたいに汚い音(爆)」とまでかつて
評されたブーツィの「スペース・ベース」(注)がアルバ
ムのほぼ全編で炸裂してます。
8曲目の「Boot-Off(赤鼻のトナカイ)」で、あのお馴染
みのメロディ(♪真っ赤なお鼻の〜 トナカイさんは〜)
を「地鳴りを思わせる轟音のディストーション・ベース」
で弾かれた時にゃ、余りのアホさ加減に電車の中で思わず
吹き出しちゃったもん。
今回のアルバムは何と「クリスマス・アルバム」という事
で、収録曲全13曲の多くがクリスマスのスタンダード・
ナンバー(「ジングル・ベル」、「サンタが街にやって来
る」、「きよしこの夜」や「そり遊び」等を収録)で占め
られていますが、音のほうはブーツィのスペース・ベース
も含めていつも通り、下手すりゃいつもより過剰な位のP
ファンク・サウンド。
ゲストにはバーニー・ウォーレル、フレッド・ウェズリー、
ゲイリー・シャイダー、マイケル・ハンプトン、ブラック
バード・マックナイト等Pファンク主力メンバーに加えて
スヌープ・ドッグなんてモノ凄い面子も参加。しかしかの
「極悪ラッパー(収監経験数知れず)」スヌープがブーツィ
の作品で見せる献身ぶり(前作にも参加しています。)に
は改めてブーツィの人徳と言うか人間的魅力の深さを見る
思いがします。
6曲目の「Winter Funkyland(ウインター・ワンダーラ
ンド)」などは、ブーツィのコテコテ濃厚なボーカルにP
ファンクのディーバ(「歌姫」というにはもういい歳した
オバチャンだったりするが)ベリータ・ウッズが「あした
順子師匠を更に一回りエグくした」ようなダミ声で絡んで
くるうえ、バックではスペース・ベースがピャウピャウ、
ビャウビャウと汚く鳴り響くといった、なかなかにオツな
趣のクリスマス・ナンバーです。CDジャケ帯の「聖者も
腰フリ踊り出す!」というコピーもなるほど納得。超アホ
アホかつ愉快で、心底楽しめるクリスマス・アルバムに仕
上がっています。

(注)スペース・ベース
Spacebass_1



ブーツィ愛用のベース「スペース・ベース」は、「星の形を
したボディ」が強烈に印象的(上の写真参照)。ブーツィは
この星形のベースにオート・ワウ、ディストーションを中心
に時に20個以上にも及ぶエフェクターをつなぎ、ベースと
は到底思えない「自己主張の塊」のようなド派手な音を出し
ます。

今回のブログはひとまずここまで。12月にはグループ魂の
ミニ・アルバムも新しくリリースされたし、次回は是非こい
つを取り上げてみようかなと思っています。

2006年9月 3日 (日)

青森でまいうー

ブログ更新しないまんま、もう9月に突入してしまい
ました。我ながらいかんなぁ。
今回のブログはちょっとした宣伝です。

先日、青森のほうを旅行する機会があったんですが、
そこでちょっとした穴場の寿司屋を見つけました。
と言っても、自分もネットで「青森市 寿司屋 大間
マグロ」といったキーワードで検索かけたら、ここの
寿司屋の紹介記事を3件ほど見つけたのがそもそもの
キッカケだったのですが。
しかしこういう時こそ「ネットって、つくづく便利な
ツールだな」とつくづく感じますね。

青森市の中央卸売市場の中にある「山の寿司」という
店なんですが、とにかくネタが素晴らしい。

卸売市場のど真ん中という立地条件からして、外れは
ないだろうと読んでいたけど、予想以上の素晴らしさ
でした。(恐らくお店の一番スタンダードなメニュー
と思われる)「青森の寿司」というメニューで、大間
のマグロ、江差のウニ、アワビ、イクラ等都合10貫
ほど頂けるのですが、ネタのことごとくが新鮮で旨い
こと旨いこと!
個人的に驚いたのがウニでして、このお店のウニ寿司
は「軍艦巻き」ではありません。大将は敢えて「握り」
で出します。大将曰く「本当に良いウニならば溶けて
崩れるような事はない。崩れる心配がなければあえて
海苔で巻く必要もなく、握りで食べるのが一番旨い」
とのこと。ネタに絶対の自信があればこそ出来る芸当
なのでしょう。それも納得の旨さでした。
でもって、さらに驚きなのが値段のリーズナブルさ。
さっき紹介した「青森の寿司」、大間マグロを含めた
極上ネタの寿司10貫が何と1700円(!)で楽し
めてしまうという、考えようによっては何とも罰当り
な話です。別の紹介記事にもありますが、これが都内
の店ならば倍以上の値段でも文句言えません。

お店の大将は、こちらに店を出すまでは赤坂で10年
程修行を積まれていたとの事。自分の仕事に強い自信
と誇りを持ちつつも、決して偉ぶる事なく我々に実に
気さくに接してくださりました。
「インターネットで話題に取り上げてくれる人がいる
みたいで、最近はかなり遠方から店を訪ねてくれる方
もいて嬉しい。自分はパソコン持っててもゲームしか
出来ないから、記事を見たことないんだけどね。もし
かしたらプチブレイクの兆しが来てるのかな」等と
笑って仰り、大間マグロの握り1貫をサービスして
いただきました(感謝です)。

青森の方に足を運ぶ機会があれば、是非寄ってみては
いかがでしょうか。〆にお店の情報を載せときます。

「山の寿司」
(所在)青森市卸町1−1(青森市中央卸売市場内)
(電話)017-738-1030
(営業時間)9:00〜14:00 17:00〜20:00
(定休日)日曜日

あと、今回参考にしたホームページをあわせて御紹介
しておきます。

「blue sapphireのレストランガイド」
「山の寿司(Yama no sushi)へのコメント」

2006年6月13日 (火)

それでいいのか日本の....

今日は少し寝不足気味です。そうです。御多分に漏れず
管理人もワールドカップを見てました。
ジーコjapan、正直ダメダメでしたねぇ....。残り時間
6分で何故あそこまで点を取られるのかねぇ....。
昨日からグループ魂の「ペニスjapan」のフレーズが
頭ん中をぐるぐる回っている状態です。

やっぱでかいぞ ペニスAUSSIE
固いらしいぞ ペニスCROATIA
チャンピオンだぞ ペニスBRAZIL
いいとこナシかよ ペニスJAPAN!!

それでいいのか日本のチンコ!
という訳で、代表メンバーには次戦以降改めて奮起
していただきたい所です。是非1億2000万の全
国民に闘魂注入!

2006年6月11日 (日)

おかゆになりたい

この所、仕事だの合気道の昇段試験だのに追われて
ブログの更新に手が付けられない管理人でした。
少し前に昇段試験が無事終わり(晴れて三段を頂き
ました)、一息付いたところです。

そんな中で最近ハマっているドラマがありまして、
まぁクドカン/グループ魂のファンならば御多分に
漏れずといった所ですが、TBS系の昼ドラ「我輩は
主婦である
」です。当然勤め人なので毎日家のHDD
レコーダーに録って、空いた時間に2〜3日分まと
めて見てといったところですが。
「家計のやりくりに悩む主婦に夏目漱石(何故?)
がとり憑く」などという素晴らしくアホなプロット
(→でも「ボクの魔法使い」やさらにはグループ魂の
「チャンピオン鷹」もそうだけど、クドカンは折に
触れて「転校生(=人格入れ替わり)ネタ(注1)」
を多用してますね)や、お昼の時間帯に漱石の声で
本田博太郎(うぱー)を登場させて、主人公みどり
(斉藤由貴)の内面をナレーションさせてしまう
(→外見は斉藤由貴で内なる声はうぱーって、見て
いてかなりキます。笑えます)センス等、クドカン
&磯山晶コンビが良い意味で「テレビを私物化して
楽しんでる」様が伝わってきて、個人的にはそこに
魅力を感じていたりします。

中でも特にキテるのが主題歌の「家庭内デート」。
作詞したクドカン本人も「悪夢のような歌詞」と
語っているそうですが(笑)、

「もしもみどりが風邪をひいたら
たかしはみどりのおかゆになりたい」

のフレーズが耳にこびり付いて離れません(笑)。
かつて、イギー・ポップ(注2)は

「俺はお前の犬になりたい」
(曲「I wanna be your dog」)

とシャウトしていたけれど

「あなたのシャワーのお湯になりたい」
(曲「滾り」)

と唄ったのは大西ユカリ姐さんだった。
しかし、「おかゆになりたい」というのはそれをも
超えてます。「おかゆになりたい」、物凄いセンス
です。かなりキテます。正直変態です(笑)。クド
カンの尋常ならぬ冴えをそんな所に感じます。
でも、この前「うたばん」でこの曲のフルコーラス
を聴いたら「みどりはたかしのお風呂になりたい」
なんて歌詞が出て来たりもしたので、案外クドカン
もユカリ姐さんを元ネタに使ったかな。

そんな事を書いている管理人のBGMは、木村充揮と
ユカリ姐さんのデュエット「それから」です。

Sorekara




「それから」木村充揮&大西ユカリ

何とも言えず味わい深い音です。でもって、これが
焼酎(サントリー焼酎「それから」)のCMソング
だと言うんだから実に贅沢な話です。

ホントは前回の続きで、坂上弘の「卒業」について
書こうかと思ってたのですが、何となくウヤムヤな
感じになっちゃいそうだなぁ(^^;)。改めて別
の機会にでも書く事にしましょう。

(注1)転校生ネタ
映画ファンには解説不要でしょうが、「転校生」とは
大林宣彦の監督による名作映画のこと。幼馴染みの中
学生の男女2人が神社の階段を一緒に転げ落ちたら心
と体が入れ替わっちゃったという破天荒なあらすじが
印象的でした。主人公を演じた尾美としのりは「マン
ハッタンラブストーリー」の井掘役以来、クドカン作
品の常連になりつつあります(「我輩は主婦である」
にも第1話で登場してましたね)。もう一人の主人公
役は、これも有名な話ですが現在三谷幸喜夫人の小林
聡美です。
(注2)イギー・ポップ(Iggy Pop)
1960年代後半にバンド「ストゥージーズ(STOOGES)」
でデビューし、その暴力的な音楽性・ステージング等
により70年代のパンク・ムーブメント、更には90年代
のグランジ勢にも多大な影響を与えたミュージシャン
です。あのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(新作
の「STADIUM ARCADIUM」は最高の出来!個人的に
は「ZAZEN BOYS Ⅲ」と並んで今年のベストCDの有力
候補です。機会があったらここのブログでも取り上げて
みようかな)の面々も影響を公言している偉大な人。

2006年5月 3日 (水)

交通地獄

だいぶ遅れましたが、ブログの更新です。

前回のブログでも触れましたが、改めて坂上弘のCD
「交通地獄 そして卒業」の感想を書いてみます。

Sakauehiroshi





「交通地獄 そして卒業」坂上弘

一言で言えばいや〜凄いわこのアルバム。良い意味
でも悪い意味でも中々「キツい」作品です(笑)。

まずタイトル曲の「交通地獄」、ラップの元祖だと
言いながらも、これラップじゃありません(笑)。
坂上さんのライムには「メロディ」が付いてます。
はっきり言って「歌」です。
さらに、バックトラックはやたらスカスカ&チープ
な打ち込み8ビートで、ヒップホップのグルーヴ感
とはどこまでも無縁な代物。音楽的な「完成度」と
いう観点から見れば恐らく「最低」の部類に入るん
だろうと思う。
ただ、そんなショボショボなサウンドにこの84歳
(→この人プロフィールを見ると1921(大正10)
年生まれとの事だから、正確にはもう85歳になった
のかな?)のジイサマの声が乗っかった途端、えも
言われぬ強烈な「磁場」が出来上がっちゃうもんだ
からまあ不思議!
この「交通地獄」を聴いてて、管理人どこかで似た
ような音を聴いた事があるなーと思っていて、ふと
韓国のあるおやぢを一人思い出しました。
その名を「イ・パクサ(李博士)」と言います。

かれこれ10年程前になるけれど、突然のように沸き
起こり、世間レベルではあっという間に過ぎ去って
いった「ポンチャック」(注1)ブーム。それでも
イ・パクサの痕跡は、クレイジーケンバンドの音楽
や「元祖!でぶや」(笑)のジングル等で時折見る
事ができます。
管理人が今でもたまに聴きたくなるパクサのCDで
「李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科」と
いうアルバムがあるんだが、こいつが中々に面妖な
代物だったりします。

Epaksa





「李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科」

音楽/企画としては正直笑っちゃう程イージー。
「出来損ないのスカ・ビート」を思わせるチープな
裏打8ビートの打ち込みが延々と続く上に、小学校
のオルガンを思わせるこれまた実にチープな音色の
シンセが乗っかるという、露骨に金がかかってない
バックトラックで、その上そこで歌われるのは

「韓国民謡や日本のヒット曲のハングル語訳の
串団子メドレー」(延々40分近く続きます)

な訳だから、普通に考えれば「なめとんのかワレ」
という話になるんだけど、そんなある意味「レベル
の低い」音楽が、パクサのアクの強いハイトーンの
ボーカルで

Jowajowa_1

Purrruhyy_1

Assaar_1


等々の奇声・擬音・ボイパもどきを乱発しまくる
強烈&無茶苦茶な歌唱が乗っかった途端、口惜しい
(笑)ながら物凄く魅力的に聴こえてしまうのだ。

この「ポンチャック大百科」を聴いた時、管理人は
余りにデタラメなエネルギー過剰さに爆笑しつつ、
「今度日本と韓国で戦争やったら、これ勝てねえん
じゃねえか」などと、人によっては非国民めと罵倒
されそうな感想を抱いたりしたんだが、「交通地獄
そして卒業」を聴いて「日本にもイ・パクサに対抗
できる歌い手がやっと現れた」などと妙な安堵感を
勝手に覚えたりしています。坂上弘はもしかしたら
「ポンチャック(というよりイ・パクサ)に対する
日本の10年越しの回答」なのかって、そりゃ明らか
に考え過ぎですね(^^;)。

ただ、「ショボショボのバックトラックの上に強烈
なポジティヴィティーに裏打された(良い意味の)
マヌケ美を展開することで、聴き手を自分の音楽に
引きずり込む」という点でこの2人は共通するが、
勿論ボーカルのスタイルは大きく異なる(ある意味
真逆と言って良いでしょう)訳で、そこに坂上翁の
独自性の所以もあったりする。

まず御齢84歳の坂上翁(ただ、「交通地獄」の実際
の吹き込みは10年程前('95年頃)らしい。その頃
で74歳位という事になるか)にパクサのようなハイ
テンションなボーカルは勿論望みようがない訳で、
その歌声はどこまでもユルユル。緊張感のカケラも
ございません。
でも、そんな弛緩しまくった歌声で

「甲州街道をバイクで走っている所をトラックに
追突され瀕死の重傷を負い、入院〜長期療養生活
を余儀無くされた代償として保険金・慰謝料等で
ざっと3000万円の大金をゲット。しかしその金
をキャバレー遊びに注ぎ込んだ挙句、ホステスの
リンダちゃんに全部巻き上げられ無一文になる」

という壮絶な実話(注2)に基づいた歌詞を

「ばった〜ん、ばった〜ん」
「きゅ〜ぅ、きゅ〜ぅ」
「すってんころりん、すってんころりん」

などとマヌケな擬音を交えて朗々と歌い上げられて
しまうと、所ジョージの「ジャンボ宝くじ」のCM
よろしく「人生たいがいの事はカタが付くもんだ」
と妙に気分が前向きになってくる。一青窈が読売
新聞('06年3月26日朝刊。しかし坂上弘が全国紙
の記事になろうとは....)で「坂上さんの歌を聴くと
あしたも頑張れる気がします」と絶賛したのも正直
うなずける気がします。

今回は「交通地獄」について書きましたが(それに
しても思ったよりもえらい分量になっちまった)、
次回は引き続き坂上翁の「卒業」について書いて
みようと思います。

(注1)ポンチャック
「李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科」上
の注釈を一部引用すれば「韓国の大衆歌謡をメドレー
形式で歌い継ぐディスコ音楽」であり、かつ「簡易
なキーボード一台とマイクさえあれば演奏可能な、
世界で一番手っ取り早いテクノ・ミュージック」。
韓国では長距離トラック運転手の眠気覚ましとして
愛聴されているようです。また、イ・パクサは韓国
におけるポンチャックの代表的シンガーな訳ですが、
その音楽等についてはMorris.さんのHP「怒濤の
テクノポンチャッカーE-PAK-SAの館
」で非常に
詳しく紹介されています。
(注2)実話
「交通地獄」の歌詞は坂上さんの実体験に基づいた
内容ですが、100%実話という訳ではなく、時系列
的な脚色(坂上翁がホステスの「リンダちゃん」と
出会ったのは事故以前の昭和40年代前半の頃。その
頃坂上さんは奥様を癌で亡くされているそうです)
や保険金/慰謝料の金額の誇張(実際にもらった額
は1500万円〜2000万円程度のようです。それでも
立派な大金だけど....)といったデフォルメがされて
いる様子です。
坂上翁のこれまでの人生については、HP「ウルトラ
サイゾー都築響一の珍日本紳士録
」に自身のロング
インタビューが掲載されています。インタビューを
読んでいただければ分かるけど、実はこの人バンド
マンとしても実に波乱万丈かつコクの深い人生を
過ごされています。


2006年3月20日 (月)

おじいさんラッパーって....

ちょっと小ネタですが、ブログの更新です。

この前金曜、たまたまテレ朝の「笑いの金メダル」
を見てたんですが、そこで少しばかり「衝撃的」な
モノに遭遇いたしました(笑)。

笑金の1コーナー「投稿あなたもヒロシ」への投稿
記事で「おじいさんラッパー」なるモノが取り上げ
られていたのですが、流れて来た

「♪こぉ〜つぅ〜じ〜ごくぅ〜の(交通地獄の) 
 そ〜の名ぁ〜もたぁ〜かい〜(その名も高い)
 こぉ〜しゅ〜うか〜いど〜ぅを(甲州街道を)
 ば〜いくぅ〜にのって(バイクに乗って)」

という切迫感皆無なライムを聴いて、正直ぶったまげ
ました。

「うぉい! これって
 坂上弘じゃねえかΣ( ̄ロ ̄lll)」

坂上弘(さかうえひろし)、現在御齢84歳。

間違いなく現在本邦最高齢の「ラッパー」でしょう。
管理人が次のブログで取り上げてみようと思ってた
のが正にこの人でした(笑)。前回のブログで紹介
したおやぢデュオ「ペーソス」がそうですが、この
坂上弘も「日本一業の深いレーベル」P-VINE所属の
アーティスト(という言葉を使うと何か語弊がある
ような気もするけど^^;)です。はっきり言って
ペーソス以上、P-VINEレコード随一の「飛び道具」
でしょう(笑)。

自分もまだこの人のラップ「交通地獄」をP-VINEの
HP
で試聴しただけなんですが、かなりのインパクト
です。高齢者による歌謡曲と言えば、あの左朴全の
名曲「老人と子どものポルカ」(珍盤・奇盤・怪盤
界の金字塔の一つです(笑)。管理人のカラオケの
数少ないレパートリーの一つ^^;)があるけど、
多分こっちの方が衝撃度は一段上でしょう。P-VINE
のHP上では

伊集院光『オバ歌謡』も大絶賛!84年間の沈黙を
破って遂にデヴュー。
清志郎が「兄貴」と慕い、横山剣が「オソレ老い」
と恐れをなし、m-floが「ラップの原点!?」と
番組に呼んだ今世紀最長最強の84歳!

と紹介されていますが、管理人も音を聴いてみて
「さもありなん」というのが正直な感想です。
現在、「交通地獄そして卒業」のCDをタワレコに
取り寄せお願いしている所です。ブツが入り次第、
改めて感想を書いてみようと思っています。

«おやぢいらんかぇ〜

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